BBKY-weeekly

画文業・ばばかよが小4双子と暮らし流れゆく日々のなか、何かしら記していきます。

2017年の♪スニーカーぶる〜す と「すち子」

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夕方に「宿題あるんじゃないの?」と何気に声をかけたら「おかあさ~~ん~~~ッ!その言い方やめてよ!」いきなりたーくんがキレる。は?

「じゃないの?ってさぁ。ヤなんだよ。やってほしいなら宿題やってとか言ってよ」…ムズい。

日曜早朝「おにぎりの具、何?」と訊かれ、「お味噌(甘味噌)」と答えた。「また味噌ってさ~~。ヤなんだよ。」と、たーくん。「飽きてんだよね、わかんない!? 別の具にしてよ!いくらとかぁぁ~!!」と、わーくん。野球弁当用のおにぎりの具に強いクレーム。いくらて、ムズい。わたし入れたことないし。が、トゲトゲしてる子に対しては大人が冷静に振る舞う必要がある。クレーマー対応でハゲそう。

 

入浴後、たーくんが冷蔵庫から牛乳を取り出して飲む。わーくんも続いて飲もうとしたら牛乳パックが空っぽ、「おまえはどうしていつも自分のことしか考えてないんだよ!?」こいつらいつまで毎日ケンカするんかな。息子よ、早くパンツをはけ。というか、こういう息子らにいい加減わたしが慣れろ。

再度冷蔵庫をのぞいたわーくんが「ない!ない!ない~!」とさらに絶叫。間の悪いことに、前日残しておいたコンビニスイーツのティラミスがなくなっていることに気付いた様子。怯える。わたしが食べてしまったのを買い直し補充しておくつもりが忘れた。 「お母さん、ひどい!。謝ってよ!」たーも攻めてくる。ふたりの怒りの矛先がわたしに向く。えっとこういうときはどうすればいいんでしたっけ。

いい感じに謝れず逆ギレし外へ出る。くそ。あてもないまま歩いていると「おかーさん、どこ行くのよ?」とパジャマ姿のたーくんが追ってきた。なぜだかわたしは履いていた右足のスニーカーを靴飛ばしした。スニーカーがびゅーんと飛んで10mほど先に落ちた。「おかーさん、何してるの?」やけくそで残りの左足のスニーカーを土砂崩れ防止コンクリート擁壁に向けて思いきり飛ばす。スニーカーは「バスッ」とコンクリート擁壁にぶち当たった。ダサい。 「おかーさん…靴下のままでいいの…?」。良くはないし、靴下のまま道路を歩いているところを交流の無い隣人に見られた!ベイビー、スニーカーぶる~す! ジグザグザグジグザグジグザグ!

 

わーくんの春休みの強い希望が第一に「たーと一緒に過ごしたくない」で、わーくんは父親の現住まいである東北実家へ帰省。たーくんとわたしのペアは数日滋賀の実家へ帰省した。母子ふたり行動と決まって即、わたしはスッチー座長回のすち子新喜劇@なんば花月のチケットを予約した。もはや全国区で有名になった「すち子」は身長158cmという小柄な芸人すっちーの女装キャラで、芸の中でおばちゃん女装はズルいと言われてもわたしは好きだ。きちんと見たのは最近で世間から相当出遅れているはずだが、DVDですち子新喜劇を予習してふたりウキウキ出かけた。

4月4日のお昼の回、新喜劇は「すち子の、花月健康ラ・ラ・ランド」の上演だった。すち子さんは花月健康ランドの従業員設定で、すち子さんが自分勝手に振るまいまくり、ばんばん毒を吐くのがおもろい。かわいいおデブさん・酒井藍ちゃんが便乗してのほほんとしたムードでひどいことを言うのも、おもろかった。おばちゃん設定に反するキレキレの動きを見せることで、すち子はほんのりお化けか妖精のような魅力もまとい、吉田裕との乳首ドリル芸は神々しくさえあった。たーくんは身をよじって笑っている。わたしも手放しで笑った。ゲラゲラ笑う自分にまだ神経衰弱していないと安心を得る。

大阪の変なおばちゃん・すち子があかんことを言い、ひどいことをすればするほど観客は喜ぶ。負の価値の反転、善なり。これを日常に当てはめるとするなら、わたしがもっと強烈にはっきり変になってしまえば良いのか。靴を飛ばす変なおばちゃんを肯定できる道を見つけたい。

お決まりのすち子の飴ちゃん放り投げ。我々の席は1階M列で、今回、最も遠くまで届いた飴がL列、たーくん目の前の子がキャッチし飴ゲットならず。俺たちはまだ青春知らずさ!